避妊。セーフセックスを考える

セーフセックスとは安全なセックスのことです。性病やエイズ(HIV)などの感染予防のためコンドームなどを使用して行うセックスのことです。また、妊娠を望まないのであれば必ず避妊しましょう。

避妊法と特徴

性病や望まない妊娠を避ける為の避妊の知識は、必要なものです。特に女性側も男性に任せるのではなく、積極的に活用しましょう。

コンドームで避妊する

ゴム製の袋を男性のペニスに装着して、精子が腟内に入るのを防ぐ避妊法です。日本では、最も一般的な避妊法です。エイズをはじめ、性行為感染症(STD)の予防にも効果があります。避妊効果が比較的高く、インターネットやコンビニやドラッグストアなどで手軽に入手できます。

フェミドーム(女性用コンドーム)で避妊する

ポリエーテルポリウレタン製の袋を膣内に装着して、精子が膣内に入るのを防ぐ避妊法です。手軽に入手できるがやや割高で見た目が悪いです。女性が主体的に使用できる利点があります。

基礎体温法で避妊する

基礎体温を毎日測り排卵日を確認して、妊娠の可能性の高い時期のセックスを避ける避妊法です。避妊法というより、不妊症治療を目的とする方法なので充分に注意が必要です。これだけで避妊するのは難しいので、必ずコンドームなど他の避妊法を併用することをお勧めします。

ピルで避妊する

排卵を抑制し、子宮内膜を変化させ、精子が子宮内に侵入しにくい状態にする避妊法です。ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンの二つの女性ホルモンが含まれていますが、これが作用して卵胞刺激ホルモンをよび黄体形成ホルモンの分泌を抑制します。そのため卵胞の成熟が抑えられ、卵胞ホルモン・黄体ホルモンの分泌も抑制され、結果、排卵が起こらなくなります。 また、ピルには子宮内膜を受精卵が着床しにくい状態にし、子宮頸管粘液に変化を及ぼして精子の子宮への侵入を妨げるなどの避妊効果を高める働きもあります。

膣外射精

膣外射精とは、射精の直前にペニスを抜いて、膣外に射精する方法です。 膣外射精は避妊ではありません。射精前の体液(がまん汁)や、射精後に漏れでる少量の精液にも妊娠可能なだけの精液があります。抜き出すタイミングが悪くて膣内にもれる場合もあります。 性病やエイズ(HIV)などの感染の恐れもあります。快楽ばかり求めていると後悔することになるかもしれません。

緊急避妊の方法

緊急避妊とは

避妊せずにセックスしてしまった場合やコンドームの破損や脱落、レイプにあった場合などに使われる最後の避妊手段です。通常の避妊目的に常用すべき方法ではありません。

緊急避妊ピルの使用法

本来、妊娠が成立するまで(卵子が受精し、受精卵から着床するまで)約1週間かかります。性交後72時間以内にドオルトンやプリベンなどの薬を2錠内服します。さらに最初の内服の12時間後に再度ドオルトンやプリベンなどの薬を2錠内服します。

緊急避妊ピルはセックスの後にできるだけ早く内服を開始した方が効果が高くなります。もちろんピルですので病院で処方してもらわないといけません。